フルスタックエンジニアであることよりも大切なこと

昨年、 フルスタックエンジニアがちょっとしたバズワードになりました。
大体のフルスタックエンジニアは以下が要件になってきています。

・railsやdjangoなどのWAFの経験
・高トラフィックに対する対応経験
・backbone.jsやAngular.jsなどのJavascriptフレームワーク経験
・HTML5/CSS3の経験

今までは、HTML/CSS+Javascriptはwebデザイン的な領域だと考えられていました。
しかし、シングルページアプリケーションの普及でクライアント側もプログラマブルな対応が必須になってきているため、このような求人要項が増えてきているのです。(特にスタートアップで)

しかし、このようなフルスタックエンジニアだけで、僕はいいサービスが作れるとは思いません。僕がスタートアップのCTOならば、もっと別の能力を重視します。

以前 受託開発を行うエンジニアにとってのfeatureとサービス開発を行うエンジニアでのfeatureは少し違うという話をしたように、自社サービスの開発を行うエンジニアは、
テクニカルなプロジェクトマネジメントや実装能力ももちろんですが、組織に文化を浸透させることが重要になります。

以前、 アジャイルの左翼右翼の議論が盛り上がりましたし、 Lean UXの概念がもはや組織論の域に行き着いてしまっている最近の議論も同じで、結局のところこういう組織づくりが最もサービス開発には重要になってきます。

もはや、サーバサイドとクライアントサイドのMV*フレームワークを扱えることなど、さして重要じゃないです。
なぜなら、実際にプロジェクトに入ってトレーニングを積めば(ある程度のプログラミング能力があれば)、それは覚えてしまうことですから。
その素養があるかどうかは、簡単なプログラミングのテストをすれば簡単にわかってしまいます。

ですから、私はフルスタックエンジニアを採用するよりも、 組織文化を浸透する能力とさせる能力 を持ち合わせているエンジニアを採用することが最も重要だと思います。


Lean UX ―リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン (THE LEAN SERIES)